PHPカンファレンス福岡2016雑感

PHPカンファレンス福岡大会 2016 に行ってきました。

phpcon.fukuoka.jp

今年はPHPカンファレンスが日本国内で年4回開催されるという、前代未聞の年となりました。

また、2016年は、PHP5.1.2という重要なマイルストーンのリリースからちょうど10年という時が経っています。

5.1.2というバージョン番号は、PHP5対応のOSSの多くが、最低サポートするバージョンはここだよという基準として、もっとも多く採用していたバージョンです。たしか、各LinuxディストリもここをPHPの最初の5系として動き出したような...

最初のPHPリリースからみると約20年、そう考えるともう、PHPの歴史のうちほぼ半分が、PHP5が主流だった歴史なわけです。PHP5への転換から10年の節目で、これだけPHPカンファレンスを開催したいと考える地域が増えたのは、本当にPHPが良くなっていった10年だったんだなって、感慨深くなりますね。

あーあー校長先生の挨拶でした。つづきましてー

いやまあ、そんなのもあってですね、今流行りの10年やってわかったことネタでちょっといちびってみました。タイムテーブルにはないけど確実に懇親会LTはある、と見込んで仕込んできたネタがこちらになります。

あくまで夜のやつですからね、お酒入ってからのやつですから... あ... ええ、いろいろすんません。

昼間のちゃんとしたやつはスライドまとめを見て下さい。

techstars.jp

聴講して印象的だったのはロリポップでした。

やっぱり、PHPを積極的に採用していったレンサバの中の人はすごいって感想です。 ロリポを使う人とロリポを使わない人とロリポを作っている人の関係って、じつはPHP文化に 相似なのかもしれないな、共用やPaaSも見逃せないぞと思いました。

フレームワークについては、福岡という土地柄で、やはりCakePHPが目立ちました。 CakeはPHP4時代との互換を重視しての2へのメジャーバージョンアップがあったぶん、今っぽいMVCになるのがもっとも遅かったフレームワークと言えます。ので、以前からPHP5.1以降に登場したフレームワークを使っている自分のような者にとって、ちょっと物足りなかったかなと感じました。まあ、このタイミングだとどうしても、2までと3との違い重要なのでしょうがないんですけどね...

次回あたりは「もう全員3にしましたよね、CakePHPも他の自由にOOPできるフレームワークと足並みが揃いました、じゃあこの次はSOLIDをふまえてパッケージ原則ですが...」「私は、今のCakePHPの方が何か赤い宝石のアレよりも大規模エンプラへの耐性が高いのではないかと感じ、これが本当なら歴史的に感慨深いことで...」みたいなぶっちぎりのをやってくれるセッションが1つぐらいあってもいいかなと思います。

注目のPSR-7について思うところは、また時を改めて。

質問タイムに質問する人がいつもの面々で、それぞれ自分の担当って感じのところで質問を出してくれていいなあって反面、初参加の人ももっと質問していけたらなとも思いました。発表慣れしていない人の練習の場が大事というのはたしかで、もしかしたらそのついでに、「質問慣れをする機会」というのはあってもいいんじゃないかとか思ったり。どうやったらいいのかってアイデアはないですが。

今回の改善点:

去年は、前泊と2日目を別のホテルにしていたら、2日目のホテルのチェックインが遅れてキャンセルされ、宿がなくなる(しかもネカフェさえ満室)という事態に陥ってしまいました。今年は金曜日からの2連泊でホテル予約し、懇親会後の安心感を確保しました。

今回の課題点:

前夜祭終わりの時点では問題なかったのに、翌朝、寝る前より激しい酔いに襲われました。単純に飲み過ぎたわけではないはず、だったら夜の時点でそれはわかってるはず...と分析してみたところ、もしかしたら、新大阪を出発するとき食べた100倍カレーが、胃粘膜にバックドアを作ったのではないかという可能性が考えられました。(心理的に)再現困難なため検証できていませんので、この不具合を再現できる方がおられましたらぜひお知らせください。

ウコン重要。

反省点:

今回は自分で行こうと思ってた店には運悪くことごとく行けず、 なりゆきで行けるラーメンに流れてしまった(それはそれで美味しかったけど)のが心残りでした。

さ、次は7月16日、関西の番です。折り返しからの後半戦、盛り上がってまいりましょう。(告知)

conference.kphpug.jp