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PHPMatsuri2012 (本編)

http://d.hatena.ne.jp/tanakahisateru/20121106/1352213410
の、続きです。

じゃあいよいよ本編。個人的にここポイントじゃないかと思ったことが、ろくでもない日記に混じって出てきます。

当日は10:00すぎ入りでした。誰かみたいに場所を間違えかけていた人にはそっちじゃないよとTwitterで言ったりしながら、ウコンの力で会場へ。朝イチのトイレで豚の背脂の臭いがしたのはナイショです。

開場が10:00でオープニングセッションが13:00開始というのは、すごくいいアイデアだと思いました。それだけ時間があれば、本編が始まるまでに、久しぶりに会った人と挨拶したり、初参加の人は場に慣れたりできますね。だいたいみなさん「この電源いいですか」で会話が始まる感じで、オープニングまでにはすっかりみんなの緊張感が取れていたと思いました。

作業環境を確保してネタの仕込みをやりはじめ、で、お昼になって、開会式がまだだというのに、その場でつるんだ連中とお昼ごはんに行くなどします。お昼はうどんと白ごはんが人気でした。

到着したてですぐにこってりはちょっと、なのか、昨晩飲み過ぎたせいかは人によりますが。


おうどんおいしゅうございました。オープニングはスポンサー紹介とかLT大会の賞品紹介とかみんな気軽に声をかけましょうとか。司会が指示を出したときの動きの良さは、PHPerのすごいところですね。「隣の人と話してみましょう」→ササッ→「はいでは前に注目してください」→ササッ。まじ優秀。

そのあとのセッションですが...

正直いうと、実はセッションを1つしか聴講していません。考えていたネタがうまくいきそうにないのと、すでに実績があったというのを知って、もうこうなったらと、あの資料を作るのに費やしました。

唯一聞いたのは、郡山さんの「DIS IS IT?」です。PHPへのdisりについて真剣に分析するという内容。

超良かった!

まず何がすごいって、Rubyコンテンツ産業振興センターでMatzのPHP否定発言を引用して始まります。有名企業からRubyへの寄せ書きとか、壁にいっぱい飾ってあるそんな場所で、ですよ。

ざっくり印象に残った流れはこうです。

PHPの中で一番嫌われているのは一貫性のなさ。それは成長期にいろんな言語の血を混ぜたから。ところで、複数の異なる語源を混ぜた、一貫性のない言語は他にもある。それは英語だ。エスペラント語は国際言語にならなかった。

だいたい「一貫性の欠如ってdisってる人の発言に一貫性がない」じゃないか。

PHPを嫌う人は何を否定しているのか、それは、本当の設計思想から個人の嗜好まで段階がある。設計思想について言うのは難しいので、多くの人は表面の好き嫌いでdisっている。ここがあの言語っぽくない、こっちはあの言語っぽくない、と、自分の好きなものと似ていないことを間違いだと言っている。

いきなり新たな正義を完璧だと押し付けてもうまくいかない。Unixのコマンド体系、あれは今どきひどいからPlan9に行こうとしたけど失敗した。綺麗にすることは、生活を変えるほどすごくはないから、人は今ので十分だと言う。ひどいところには蓋を作ってかぶせればいい。

「十分に機能すること」「レイヤー可能だということ」が大事。本当の進歩には漸進的な発展が必要だ。いまPHPerどもにジェネレーターは不要、なんていう声があるけど、昔はclassが不要、名前空間が不要とさえ言われた。で、結果どうか。今のPHPは当時とは確実に変わってきている。

最も強い者が生き残るのではない、
最も賢い者が生き残るのでもない、
唯一生き残るのは変化する者である --ダーウィン--

パチパチパチパチ〜

泣けますね。いやもう脱帽ですよ。経験が長い人はすごいですが、経験の前にバックグラウンドがある人は、いうことが違います。郡山さん、ウェブ以前はゲームプログラマーだったそうで。なるほどですね。


えーと


えーと

お弁当とか出ました。

えーと


すみません、あと全部、闇に吸い込まれました。

それはまた闇編(また分けて書くのか、いや、書けるのか)に。

闇の時間のあと、何を思ったか、1:30AMごろから、昨日食べたラーメンをもう一度、闇チャンピオンと食べに行くことになりました。夜中にタクシー飛ばしてゴー。
ちなみに、->find('all') で満点を出したあのチャンピオンを闇にけしかけたのは、私かもしれません。

でまあ、そのあと何を思ったか、歩いて帰ろうとしちゃいまして。夜中の2:00台に中洲から博多駅は、さすがにきつかったですね。主催の人が「近所にはサウナもあります」って言ってたのを思い出して、もうカプセル泊まろうってことになりました。会場に戻って最寄りのそれっぽいところへタクシー。カプセルハッカソーンとか言いながらまあ呑気に構えていたわけです。

ところが... まさかのカプセルホテル満室

「予約されましたか」
って、カプセルに予約要るんですか、博多...

しょうがないのでまた中洲へ。タクシーの運転手も「あそこならカプセルがいっぱいありますしね〜」と。ところが...

「予約されましたか」

え... ここも? あそこも、どこもかしこも...


東京大阪の皆さん、福岡では、カプセルホテルというのは宿が取れないときに飛び込むものではなく、予約して行くものだそうです。知らなかったですねー。やられましたねー。

そしてまた会場へタクシー。このタクシー代、全部合わせたら普通にホテル取れたんじゃないかと言われました。あとの祭りとはこのことですね。

しょうがないので会場で完全に寝巻きに着替えて、限界まで開発。意外と会場に泊まる人でパジャマ持ち込みが少なかったですね。少なかった...ですよ。

...えっと、正直言います。

自分しかいませんでした。

みんな、次の日に少しでも疲れを残さないよう、せめてジーンズはジャージに、上はなるべくソフトで襟のない服になったほうがいいと思いますよー。賛同者募集。

にしても、そんな時間からだともうぜんぜんダメですね。1行に1こtypo余裕です。Bootstrapさえ入れば... 白くなる空... あとは椅子を並べて横に...

ほどなく朝になって、ここCoderDojo(子供向けプログラミングハンズオン)始まるからと追い出され、ヘロヘロでまたウコンを補充。LT大会の間、自分の時間までに発表内容を完成に持って行こう。40人ぐらいエントリーするんだし余裕、って思ってたら...

2番 @tanakahisateru

rand() の神は死んだ。


ちなみに発表したMarkdownパーサはこちらです。

https://github.com/tanakahisateru/js-markdown-extra

デモはほぼ

https://github.com/tanakahisateru/yii-bootstrap-tutorial

まんまです。


もはや何の大会なんだかわからないぐらい、多種多様なデモが楽しかったです。
社名を出して変態と呼ばれるデモを連発する某社とか、県下2位のボディビルダーがAzureに生デプロイとか、大阪から自転車を持ち込んでサイクリングしてたPHPerの話とかもう、なんですかねこれ、とりあえずロックですね。

一昨年はパソコンを忘れて一晩中会場を徘徊し、去年はイケメンの田中さん発言で参加した田中どもを翻弄した、あの伝説の人が、事前準備の大事さを説明する名言を残しました。

反省します。でも遊ばないのは無理ですよね。ちゃんとネタを固めてから行くようにしましょう。


いよいよファイナル、海外ゲストのダスティンが素晴らしいプレゼンをしてくれました。

これについては、@remore さんが解説と翻訳を書いてくださっています。

http://rimuru.lunanet.gr.jp/notes/post/2955/

偉大なコントリビュータも最初はみんな小さなことからだった、みたいなことを言ってたときの、49枚目がすごく印象的でした。Fixed few typoって書いて、コミットいっぱいぶら下がってる絵です。

こういうのから参加し始めるって、シャイな日本人にとっては抵抗あるんですよねーと思います。コミットいっぱいぶら下げて Few typo でも、やっちゃダメってことはないんですよね。メンテナが忙しくて無視されるかもしれないけど、意味がないなんてことはない。

今回、はじめてコアの人に会って「あ I am あんまり can't speak English」って言ってたようなひとに、プルリクエスト用のブランチを教えたのですが、CakePHPの翻訳をプルリクエストしたら目の前で即マージされる、というドラマがありました。英語ができることが本質ではない、本質はコードだ、という、素敵なエピソードだと思います。


さて僕は、今回は究極の豚骨を見つけられたので、次回はもっと余裕を作って、味噌ラーメンと海鮮丼を極めたいです。

あと、次に行く方へアドバイス。前泊もいいけど、後泊もきっちり取って、次の日を観光に使うといいですよ。発表も終わって、気兼ねなく当日の夜飲むことができます。僕は今回、翌朝幼稚園に送っていくという重要なミッションのために、帰らざるをえませんでした。残念でなりません。

もし運が良ければ、スタッフ打ち上げに合流できて、残酷な天使のテーゼを完璧に歌い上げるCakePHPのコアデベロッパーを見ることができるかもしれませんし。


そんなのコミュニティに長年いる人の内輪ウケなんでしょ、なんて思ったら大間違いです。いいですか、PHPMatsuriは今回含めてもたった3回しか行われていません。このイベントでしか顔を合わせない人もいっぱいいます。さらに言うと、僕なんて、去年会った人の顔を忘れてたぐらいのレベルです。

まだ参加したことがない方へ。PHPMatsuriは、いちど飛び込んでしまえば、なんだこの最初っからフレンドリーなコミュニティは、と驚くでしょう。いや俺が好きなのはあの言語だ、PHPerなんて所詮...とみなさんが嫌うような、闇った感じの(=アン・リーダブル)PHPコードを書くような人は(たぶん)いません。むしろ、楽しみながら、PHPの本当のポテンシャルを知ることができるイベントだと思います。

-- あなたはまだ、本当のPHPを知らない --

おしまい。