インターネットでカネを稼ぐ方法は五ツしかないかアダルトサイトで検証

業界構造にあまり詳しくないので想像でしかないのですが、
インターネットでカネを稼ぐ方法は五ツしかない : ミームの死骸を越えてゆけ
がアダルトサイトにもあてはまるのか、面白そうなので考えてみました。

1. 広告型 -- 見る人を集め、見せたい人がそれを買う

  • アダルトニュースブログがこれにあたる
  • 過剰な量の広告がかなりの率でヒットする
  • バナービジュアルの効果が非常に高い
  • だましリンクでもユーザは怒るに怒れない

完全に成立していますね。

2. 実経済加速型 -- ネットのコスト削減効果を活かす

  • アダルトなライブストリーミング
  • 超低コストな射精産業
  • リアルな女性への投資は高い
  • キャバクラ通いもそうとうお金を使う
  • プレミアムアイテムのプレゼントはブランドバッグより圧倒的に(ry
  • なによりもチャンス、そして出会い系

これもなんとなくクリア。

3. サービス提供チャリンチャリン系

  • ニッチな嗜好の人が一定数いて、市販/無料で入手できるもので満足しない
  • コンテンツの定期購読契約→動画見放題
  • 海外の事例では、ポルノスターのファン会員登録など

まあ非アダルトと同じぐらい成立、かな。

4. 仮想世界のデータ販売 -- ファンを集め、世界観を売り出す

  • 二次元の世界でアダルトと非アダルトの境界があいまい
  • むしろネットはファンの間で価値を高める場所で、ネットに課金をしにくい
  • 金銭的な利益はグッズ化などで回収
  • パソコンに強い若年(お金ない)層が多く、財布はけしてユルくない

アダルトでは意外とここが穴になってるかもしれません。
データ追加で価値が出るフリーミアムのアダルトコンテンツ...難しい
インターネットの決済だけでチャリンチャリンが完了するとしたら、どんな形になるでしょうね。

5. プラットフォーム構築 -- 選ばれし者の胴元化戦略

  • VidX, MEGAPORN, FC2, DMM, 被リンクランキング (ちょっと意味が違うかも)
  • 他に例を見ない多様なプラットフォーマー
  • 健全なブランディングによるマス効果が効かないから分散?
  • 投資マネーが充実していないぶん、小さなプラットフォーマーが成立しやすい

ストレージや販売経路、広告など、インターネットの表より、サービス間のマッシュアップが昔から発達している気がするし、統合のための技術はさほど高くなくても、ようするにコンテンツが得られればいいという「超」エンドユーザ視点。このへんで、自作主義でご立派じゃないとダメ的な、ハンコドリブン開発するネクタイな人々ではできない速さは、アダルトのすごいとこだと思います。

実際のところ、業界内でどうなのか知らないけど、外から見た感じではかなりパターンに当てはまると思いました。ほんとに想像でしかないので、本当はもっとこうだよという反論は大歓迎です。